冒険日誌 なみのまにえら

ドラクエ10 のプレイ日記を載せて行きます。冒険日誌は画像が消えてしまうので、こちらに残す形です。【このブログのドラクエの画像は原則スクエアエニックスさんに著作権がありますので、無断転載等しないようにお願い致します】(C)2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.(C)SUGIYAMA KOBO(P)SUGIYAMA KOBO

悦びに咲く魔女 verse2 永遠という場所【魔法使いクエ】

拝啓  わたしに言葉を教えてくれた先生

 

 

 

華やぎを求めて街に出る、という事を教えてくれた先生。

いつか来る「その日」の為のこと以外は無駄と教えられて育ったわたしに、人間らしい心を教えてくれた先生。

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季節にぴったりのローブとドレスのあいの子を出してくる仕立て屋さん

 


「いつもの」濃さでコーヒーを出してくれる喫茶店

 


季節の花が生き生き輝く花屋さん

 


先生の教えてくれる街は、華やぎに満ちていました。誰もが先生の事を知っていて、愛していました。

 


わたしもなんともなしに街をうろつく日があります。きっと先生のように華やぎを求めているんでしょう。この街に住んで、花を咲かせるまで。

 


またお手紙差し上げます。

山吹の花、散らないうちに。まにえら

 

 

 

 

 

 

ブシャーーーッ!!

 


無理矢理叩き込んだ魔力は魔物の中で炸裂し、なんとも汚い花を咲かせた。

 


指を鳴らせば赤い花がそこら中に咲く。

連鎖する爆裂系呪文。

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霧散した花のあったところから、ゆらりと立ち上る煙。これをわたしの持つ布切れは吸い取った。

 


これで、よしと。

 

 

 

さて、わたしは件の宿に泊まりました。

鏡は再びぼんやり光り、「あの人」とわたしをつなぎます。

 


声はわたしの名前を覚えていました。相変わらずのノイズだが、これを解消できるらしい道具をよこしたのです。こいつが曲者で、魔物から魔力を吸い取らないと効果を発揮できないらしい。

 


メイジダスター。わたしもメイジなだけに、うーんなネームだが、パワーはありそう。

 


というわけで、さっきの場面。モンスター達を爆裂させて集めた魔力を使います。

 


あの姿。

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わたしが持つ強い魔女のイメージなのか、それとも、なにかモデルがあるのか。

 


変身には意外にも難しい条件はなかった。いつでも、好きな時に、あの姿になることができる。

だからこそ少し、恐ろしい。御伽噺の目眩く奇跡の代償として存在する残虐な悪役。魔力の行使にはそれ相応の「対価」が必要。それは、あまりにも有名な魔法の基本。いづれ、それを支払うことになるだろう。

 


でも……

 


魔力を貯めた布で鏡をこすった。

 


おお、ちゃんと聞こえるようになった。

鏡の前の君はだんだんわたしのことが気になって来た、と言う。

 


そう。わたしはすでに、虜になっている。

 


こんなに話しているのに、あったことがないなんて。逢いたい。

鏡の君に。知りたい。あなたが何者かを。

そしてなにより

 


好きなだけ与え、好きなだけ奪える、美しい自分に、跪かせたい。

 


どうせいつか代償を支払う事になるなら

一番美しいわたしで

一番ワガママに振舞って

その華やぎの中で息絶えたい。

 


役割を終えたはずなのに終わらなかった命の証をたてたい。

 


身に余る力を与えられたわたしは、少しずつ、おかしくなってきていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


狂おしいほど

 

 

 

羨ましかった、あの日々を

 

 

 

今のわたしなら、手に入れられる。

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