レッズラウンジとわたしのサロン願望のはなし
わたし実は枕草子がめちゃめちゃ好きなんですよね
どれくらい好きかっていうと、好きな花はヤマブキの花っていうくらい好きなんです。
なんで急にこんな話するかっていうと、今日レッズラウンジへ行って来たからなんですけど。
ラウンジ (接待飲食店) - クラブやスナックバーと同系統の接待飲食店。
なんですけど、わたしはサロンのようなものかなとも思っているんですね。
サロン - フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しんだ。
まー、そうは言っても難しい会話とかをしないといけないとかではなく、楽しくおしゃべりする場なんですけど。
で、枕草子。平安時代の貴族の生活を清少納言の目線で切り取ったものなんですけど、その文化にサロンがあるんです。
良家のお嬢様が皇女を囲んで「素敵なもの」について話すんですね。カーテン開けたら雪が見える。最高じゃね?みたいな。
そういう心の機微について喋れる場ってあんまりないから、占いとともに赤裸々に話せる場としてすごく重宝してるって話。
以前書いてた魔法使いクエのお話のお手紙パートに出てくる魔女の「先生」ってのがモデルがいまして。
いっときその先生の下に身を寄せておりまして、その際サロンを作れたらいいねって言う話をしていたんです。
ささやかながら何人か集まる小さな集会は何度か開催され、文化の胎動する場所になりつつあったのですが……
いろんな人のいろんな思惑が絡んで継続できなくなってしまいました。
でも、その時覚えた色々な事はわたしの血肉となり息づいています。
例えば季節の花の一輪を食卓に飾る。
そんなちょっとしたことでも人生の華やぎになると言うこと、食器に気をつけるだけで食事が華やぐこと
別にその再現を求めてるとかじゃなくて、人の会話のあるところ、想いのあるところに居られるのが心地よいと。そう言う事なんです。
わたくし喫茶店というものが好きで。
明るくおしゃれなカフェじゃなくて、暗くてしなびてるところの方なんですけれど。
アンティークとまではいかなくても使い込んで色あせがっしりした家具なんてあると最高ですね。
で、何してるかっていうと、だいたい音楽流しながらお昼寝してるんですね。営業妨害なんだけど。悪いとは思ってるのよ。だから極力安いチェーンに行くんだけど。
黄色いクマさんじゃないけど、何もしないで居られる時間、何者かで居なくていい時間ってわたしにとって大切なのです。人って人と関わる限り、なんらかの役割を負うものだから。
で、結局なんなのかというとそのサロン要素と喫茶店要素の両方がある(暗くしなびてはないです誤解なきよう)レッズラウンジまじ最高なんだよなぁって言う、そういう帰結になるわけです。
長々と失礼いたしました。(これ書いてる間に何十体というムッチーノが死んでいった)
まに拝