冒険日誌 なみのまにえら

ドラクエ10 のプレイ日記を載せて行きます。冒険日誌は画像が消えてしまうので、こちらに残す形です。【このブログのドラクエの画像は原則スクエアエニックスさんに著作権がありますので、無断転載等しないようにお願い致します】(C)2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.(C)SUGIYAMA KOBO(P)SUGIYAMA KOBO

悦びに咲く魔女 verse3 ゆずれない願い【魔法使いクエ】

いつも心に花園を

 


先生はそうおっしゃっていました。

 


好きな音楽、食事にあう食器、安物のお茶は飲まない。

 


いいものにはそれ相応の対価を。

 

 


家具、間取り、風通し。

先生のお家はいつも「何かが生まれる」そんな生命の息吹を感じさせる活力に溢れていました。

 


それが、魔女の嗜み。

 


外でどんなに辛いことがあっても、うちに帰ってお茶を飲めば、また頑張れる気持ちになるでしょう?

 


当時はそんなに大変な事だとは思っていませんでしたが、今になってそこまで「整える」のはとても大変な事だと、理解しました。

 


私の部屋は未だにごちゃごちゃしています。先生に近づける日は、まだまだ遠そうです。

 

 

 

 

 

 

 


ええと、もしもし、聞こえますかぁ

 


真夜中。例の宿。わたしは「彼」と連絡を取っていました。

 


彼はわたし以外の人に声をかけてビックリさせてしまったみたいです。

 


他愛のない会話。

彼は、そう。わたしを楽しませてくれようとしている。

 


街には大勢の人がいる。綺麗な人、可愛い人、魅力的な人にあふれている。

それなのに、わざわざ会ったことない、それも鏡の中の人物に想いを寄せるなんて。

 


あのぅ、まにえらさん

 


珍しく、おずおずとした様子で彼は切り出しました。もし……もし、よかったらでいいんですけれど……

一度私と会ってみませんか?

 


いつかは来ると思っていたこの時。

来て欲しく、それでいて永遠に来ないで欲しかったとも言える、この瞬間。

 


会って仕舞えば、今までの関係には、戻れないでしょう。それでも、わたしは。

 

 

 

おたがい相手の顔がわからないので目印となる服装と待ち合わせの場所を決めておくといいんです。

 


と、彼は何故か目印の服装にサラフランハットを指定して来ました。

 


さ…

 


サフランハットォォ?

わたしは帽子が似合わないことで有名なんですよ!

 


しかも、フォスティル広場でだなんて……

あそこでわたしは何体の魔物をぶっ殺してきたことでしょう。

自然の摂理、血糊など残っちゃあいないが、わたしの中のイメージは最悪です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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知ってるぞこれ天竺に行くやつだ。

 


木漏れ日の中、凛と立つ顔馴染みの石像に挨拶をする前に……

 

 

 

現れたのは荒くれすぎる魔物たち。メギドローム

一体誰の事?

 


お、◯される!!

 


その時、魔力がほとばしり、わたしを、変えていく。魔女の力は強大で、あっという間に荒くれたアホどもをぶっ飛ばしてしまいました。

あぁ、この姿のまま、会えればなぁ。

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(ピクシー?見えない見えないそんな奴!)

 


あのぅ、もしかしてあなたがまにえらさんですか?

 


荒くれアホ達をぶっ飛ばして呆けていたわたしに後ろから声がかかった!

 


この話しかけ方は!もしかして。

うわぁまだ準備出来てないよ!

 


「違います」

 


とっさに出た、嘘。すると声の主は

 


うわーどうしようウルトラ速達便でここに届けるように言われて来たんですよー

 


状況に戸惑っていたのは、配達員。

あれ?この人じゃない?

そかそか、女だしな、この人。

 


渡された手紙は彼からの今日来られない旨を謝るもの。

 


そしてメギドロームという魔物に狙われているらしいこと。さっき荒くれ魔物達が口にしていた人物と、同一。

 

 

 

会えなかったけれど、行動出来た自分が嬉しかった。

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眼鏡を変えてみました。

先生は身につける小物には、特に注意を払っていたっけ。

「ハートが枯れないように」

そう言って教えてもらった魅了(チャーム)のおまじないをそっとかけ。

 

 

 

一番綺麗、とまでは行かなくても。

順次綺麗なわたしを目指して。

心なしか、振り返る人もちらほら?

そんな勘違いも隠し味となるのでしょう。

 

 

 

「彼」は気がついてくれるだろうか。綺麗になりたいわたしを。

喜んでくれるだろうか、そんなわたしを。

 


…なんて思いで、例の鏡に魔力を送り込むと、ぼんやり、彼のシルエットと…

 


何か争うような物音。

 


あ、あなたたちは何ですか!

何をする!うぐっ!!

 

 

 

そこで魔力は途絶えた。

凍りつくより冷たい感触が胸を撫でる。

なんとかして、「彼」を助けないと!

でも、どうやって…………

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