メルサンディ穀倉地帯にて3
村に帰ると、また誰かしらが行方不明になっていた。おわー、ババアの気配を感じ取り孫タックルじゃ!これはこうかばつぐんですよ!
わぁ、村のびっぷるーむだって!
勝手に奪ったものをお駄賃と称して渡す。
殺人鬼がお前は。
なんてこった!右手?みたいなやつが飛び去っていったぞ
誰かがさらわれたらしい。
お願い!誰か助けてあげてって言いながらこっちを凝視するなよ。
こいつは、いずれ修正しなければならぬ。
ってー!さらわれたのはミシュアちゃんかい!
井戸に飛び込むガキンチョ。それはいかんとおもうぞ。
でも、まぁ、ここで行くためにわたしはきたのさ。
すげーな井戸の底とは思えない。
無造作に置かれたタンスを調べて殺されかけてしまいながらも奥へ進む
最奥の扉を開くと、ガキンチョとゆったりと対峙する、象ほどの大きさのある、手。
おうガキンチョ、よう頑張ったな。あとは、任せろ
爪弾きされたガキンチョに一瞥を投げて、敵に対峙する
なかなか苦戦したが、ミシュアを救出することができた。
勇気は認めるが、命があって良かったな!
と、気を抜いた瞬間!
左手が、壁を突き破って出てきた!
そして右手も復活。囲まれた!
絶体絶命の、ピンチ、その時、少年は英雄の名を叫んだ!
うお!わたしの宝石が!
なんか強そうなの出てきたー!
ポーズがぁー!
しかもちっさ!
なんじゃーこりゃー!
ええー!つっよ!!
なんか魂みたいなの吸い込んだぞ
しかも女狐何か思い出したみたいになったし
蝶の髪飾り、落としていったな。
ん?蝶??
村に帰ると門番が一言!
なぁにが一目見た時から只者じゃないと思ってた!だよ
村長の家に入るとガキンチョは大喜びでザンクローネの話をしていた。
んお?ミシュアちゃん?
あんた誰だんべ?
でも髪飾りをもらった。
女狐ちゃんはどこに……?
婆さんに柔軟剤を飲ませたのは誰…?
この村の未来を守る少年と。
さて、残る「蝶」はあと二つ。
まにえらの旅は、続く。