花の都メギストリス 後編
さて、王妃の別荘地跡。
五年前とはいえ手を入れ無さすぎじゃないか?
廃墟と化した邸宅を進む。
こういう屋敷にはな、隠し扉とか、隠し通路とかがあるって相場が決まってんだよ。
隠し……
隠…
扉の中の世界で見た記憶は暖かな愛情に満ちたものだった。
それによるとノートは引きこもりが持ってるらしい。扉の前で裸で踊ればいいのかな?
うおっ扉が!
おお、王子なんと健気な。
そして爺さん。お前はアレする。
あら、逃げちゃった。
リュートが、ノート。
リュートが、ノート。プクク。
と、いってるばやいではない。
まにえらさんは健気な者の味方じゃ。行くぞ!
トカゲはのめす。
しかし王は自分の不手際なんだからせめて部屋の外に出ろとは思ってしまうなー。
ほえ~母は偉大だなぁ
わたしは殴られた事を忘れないタチだからあまり言葉は無いけれど。
結果プクランドはひとりの母の愛によって守られたんだな。
体が小さく、危険が多いからこそ、色んなものに命がけだし、つなぐ想いが強いんだな。
この国の平和が、長く続きますように。
まにえらの旅は続いてゆく…