砂上の楼閣ドルワーム 前編
砂漠に浮かぶ不夜城ドルワーム。
その不思議な光はただ一つ残された太陽石の力で賄われているらしい。
この太陽石、間も無く寿命を迎える。石が力を失えば、やがて城は砂漠に沈む。それがドルワームの一大事なんだそうだ。砂上の楼閣とは言い得て妙というわけだ。
ドルワームでは古代科学技術の研究が盛んだ。智に生き、欲に生きた祖先の足跡を、知りたい、という欲で追いかける。なんとも業が深い種族である。
研究院の院長室から出てきたのは(ドワーフにしては)なんかいけてる感じの男。王室に行くみたいだ。
青い絨毯に導かれていくとそこは不思議な光が揺らめく空中庭園だった。
呆気にとられつつ階段を登り王室に入る。
例の大発表というものを見物できるらしい。
ドゥラという男、魔障に侵された石を陣で力場を反転し太陽石に変換してみせた。
これ、なんかヤバいんじゃないか……?
大発見に湧く王宮でドゥラは国を救うのは自分だと啖呵を切って見せた。はぇ~。
なんかぐうたら女がいたけど、まいっか。まだまだ女王ちからが足りていないようだな…
自信なさげな王子。
功を急ぐ研究者。
それを見守るポイック……ゲフンゲフン謎の女研究員!!
役者は揃った!
ドルワームは魔障石ラッシュに湧く!!
時代は大魔障石時代!探せぇ!!この世の全てをそこに置いてきた!!
後半に続く